2月25日
朝方から雪混じりの天気。早く出かけてテントにこもる時間が長くなるのも何なので、午前中は澄川のスキー場で遊ぶことにした。ひたすら傾斜のゆるいスキー場だが、最上部はほぼコース規制なしで結構楽しめた。
「ついでに昼飯もスキー場で食っていこうか」と聞くと、Kは「里心がつくから、」などと言って行動食を摂っていた。が、私が食堂でハンバーグランチを食っていたら、Kも後から来てケーキを頼んでいる。これは、もちろんデザートなどという甘いものではなく、炭水化物ローディングの一環なのである。
昼過ぎに林道を歩き出した。天気は思ったほど良くならなかったが、ほぼ予定通り2時間ほどで展望台のテン場に着いた。ベースキャンプを設営したら、スキーの疲れが出てきてテントでへたり込みたくなったが、Kにうながされて滝を見に行く。
不帰の滝落ち口の上からブルーファングが見えた。なかなかの迫力だ。取り付きから15mが核心という事だが、中間部も易しいとは到底言えない。私はすっかり圧倒されてしまっていたが、Kはすっかりやる気だ。
氷の発達状態は良さそうだし、雪崩の心配もなさそうだ。天候も大荒れと言うほどじゃない。登らずに帰る理由はひとつもない。明日に備えて早めに寝た。
2月26日
5時に目を覚ましゆっくりと準備をして取り付きに向かう。
沢床に降りてブルーファングを眺めると、下部氷柱の中程にかなり大きな亀裂が入っているのが見えた。しかも、3つあるピラーすべてのラインでだ。これは、黄色信号点灯か!しかし、Kは気にする様子もなく取り付きで氷をつつき始めていた。
セコメントをする